
【ローカル線の旅でひと休み】佐賀・厳木で出会ったレトロな風景と静かな時間🚃🌿

こんにちは。
カメラ片手に、静かな町を歩くのが好きな方に向けて——
今回は、佐賀県唐津市にある厳木(きゅうらぎ)という町を紹介します。
華やかな観光地じゃないけれど、
この町には「旅してる」という実感と、「暮らしの匂い」がちゃんとありました。
緑の一本道と、ゆっくり近づくローカル列車🚋

唐津線に揺られて、厳木駅へ向かう途中。
ふと目に入ったのが、緑のトンネルのような一本道にまっすぐ伸びる線路。
そこをレトロな列車が、のんびりと近づいてくる——
そんな風景に、思わずカメラを構えました。
シャッターを切る音よりも静かな時間。
ああ、こういう景色を見たくて旅に出たんだよなと、胸の奥がじんわりしました。
木造の駅舎が迎えてくれる「厳木駅」🏡

厳木駅に到着してまず感じたのは、時間がゆっくり流れているような空気感。
瓦屋根の木造駅舎。
小さな改札の横には、「風のふるさと」というギャラリー。
中には高校生が描いたという、どこか懐かしいタッチのポスターが貼られていました。

駅に設置された真っ赤な料金箱には「ここまでのきっぷ・不足分の運賃を…」の文字。
効率重視の都会とは正反対の、人を信じるシステム。
それがこの町の空気をよく表している気がしました。
町切水車。音も風景の一部になる💧

駅から車で数分。
田んぼの合間を流れる用水路に、ひっそりと設置された木製の水車を見つけました。
町切水車。
風の音と、カタカタと回る音だけが静かに響く。
観光名所というよりも、
地元の人たちの暮らしに寄り添う道具という感じ。
だけど、それが逆にすごくリアルで、グッとくるんです。
丘の上から眺める「箱庭みたいな町」🏞️

車で走っていると、少し高い場所に出られる道があったので登ってみました。
すると、目の前に広がったのは、箱庭のようにコンパクトに整った集落と、
それをぐるっと取り囲むような山々の風景。
特に夕方近くになると、光と影のコントラストが出てきて、
思わず何枚もシャッターを切ってしまいました。
レタッチなんていらない。
このままで十分、写真になる景色でした。
鉄とレンガの記憶「給水塔」🧱

駅のすぐ近くに、ひときわ目を引く建物が。
赤レンガ造りの塔のような建築物。
これはかつて、蒸気機関車に水を補給するために使われていた「給水塔」なんだとか。
内部もちらっとのぞけます。
レンガの積み方、鉄骨の構造、そこに差し込む自然光。
朽ちかけた部分すら、構図の一部になるような力がありました。

こういう建物に出会うと、「ここは鉄道と共にあった町なんだ」と感じさせられます。
写真だけじゃ伝わらない、町の人のやさしさ☺️
厳木は、いわゆる「観光地」ではありません。
だからこそ、道を歩いていると地元の方が自然と挨拶してくれる。
「こんにちは」
その一言だけで、その日一日が穏やかなものになった気がしました。
写真や風景ももちろん素敵だけど、
この町の空気感こそ、いちばん持って帰りたいものだったのかもしれません。
こんな人にこそ、訪れてほしい📸
- 日常を少しだけ離れたい
- 人の温かさを感じる町が好き
- 鉄道と風景を一緒に撮りたい
- 派手じゃない旅がしたい
- レトロな建築や風景に惹かれる
観光名所を巡るより、"自分のペースで町と対話したい" そんな旅がしたいとき。
厳木は、ちょうどいい距離感を持った場所でした。
まとめ|また戻ってきたくなる、あの駅から
撮った写真をあとで見返していたら、
一番グッときたのは、厳木駅のベンチ越しの一枚でした。

ガラス窓の向こうに広がる庭と、控えめな山の稜線。
ただそれだけなのに、なぜか目が離せなかった。
こういう何気ない風景に心を動かされるのって、
旅が終わってからじわじわ来るんですよね。
またカメラを持って、あの駅に降り立つ日がきっと来る。
そんな確信を持てた、静かな一日でした。

